docker config inspect

説明

1つもしくは複数の設定情報を詳細に表示します。

  • 【API 1.30+】このコマンドを使うには、クライアントとデーモン API の両方が、少なくとも 1.30 の必要があります。

  • 【Swarm】このコマンドは Swarm オーケストレータと動作します。

使い方

$ docker config inspect [OPTIONS] CONFIG [CONFIG...]

補足説明

指定した設定を調べます。

デフォルトでは、JSON アレイ形式で結果を表示します。フォーマットを指定すると、指定のテンプレートでそれぞれの結果を表示します。

Go 言語の text/template パッケージに、フォーマットの詳細全てがあります。

設定を使うための詳細情報は、 Docker Config を使って設定データを保管 を参照ください。

注釈

これはクラスタ管理コマンドであり、 swarm manager ノードで実行する必要があります。manager と worker について学ぶには、ドキュメント内の Swarm モードのセクション を参照ください。

コマンドの使用例は、以下の 使用例のセクション をご覧ください。

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--format , -f

指定した Go テンプレートで出力

--pretty

人間が見やすい形式で情報を表示

使用例

名前か ID で設定を調査

設定情報を名前もしくは ID のどちらかで調べられます。

例えば、次のような設定があるとします。

 $ docker config ls

 ID                          NAME                CREATED             UPDATED
eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97   my_config           3 minutes ago       3 minutes ago
$ docker config inspect config.json

出力は、以下のような JSON 形式です。

[
  {
    "ID": "eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97",
    "Version": {
      "Index": 17
    },
    "CreatedAt": "2017-03-24T08:15:09.735271783Z",
    "UpdatedAt": "2017-03-24T08:15:09.735271783Z",
    "Spec": {
      "Name": "my_config",
      "Labels": {
        "env": "dev",
        "rev": "20170324"
      },
      "Data": "aGVsbG8K"
    }
  }
]

書式

--format オプションを使い、特定の設定情報を取得できます。以下のコマンド例は、設定を作成した時間の情報を出力します。

$ docker config inspect --format='{{.CreatedAt}}' eo7jnzguqgtpdah3cm5srfb97
2017-03-24 08:15:09.735271783 +0000 UTC

親コマンド

コマンド

説明

docker config

Docker 設定を管理

関連コマンド

コマンド

説明

docker compose

ファイルか STDIN から設定を作成

docker compose

1つもしくは複数の設定情報を詳細表示

docker compose

設定一覧

docker compose

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