Docker Compose CLI プラグインのインストール

このページでは、Linux と Windows Server オペレーティングシステム上に、Docker CLI の Compose プラグインをインストールするための手順が分かります。

注釈

Docker Compose をプラグインとしてインストールするには、 Docker CLI が必要です。

インストール方法

  • Docker Desktop for Linux のインストールが、最速かつ推奨する手順です。サポートしている Linux ディストリビューションとアーキテクチャを確認するには、 サポートしているプラットフォーム のページをご覧ください。

以下にある他の方法も利用できます:

  • (テストと開発環境向けでは) 便利な自動化スクリプトを使います 。これらのスクリプトは、Docker Engine と Compose プラグインが入った Docker CLI をインストールします。この方法については、 Docker Engine インストール のページに移動し、示された手順に従います。 Desktop for Linux をインストールした後は、これが推奨される方法です

  • Docker のリポジトリをセットアップ し、これを使って Docker CLI Compose プラグインをインストールします。このページ上にある リポジトリを使ってインストール をご覧ください。 これは2番目に良い方法です。

  • Docker CLI Compose プラグインを手動でインストールします 。このページ上の プラグインを手動でインストール をご覧ください。 この手法を使う場合、アップグレードも同様に手動で行う必要がありますので、ご注意ください。

リポジトリを使ってインストール

注釈

これらの手順は、既に Docker Engine と Docker CLI をインストール済みで、次に Compose プラグインをインストールしようとしている状態を想定しています。他の Linux インストール方法については、 こちらの概要 をご覧ください。

注釈

Compose を root 以外のユーザで実行するには、 root 以外のユーザとして Docker を管理 をご覧ください。

既に Docker リポジトリをセットアップ済みの場合は、ステップ 2 に飛んでください。

  1. リポジトリをセットアップします。選択した Linux ディストリビューション のページに異動し、Docker Engine のインストールページにある「リポジトリをセットアップ」セクションの手順を確認します。

  2. apt パッケージのインデックスを更新し、Docker Compose の最新版をインストールします。

    注釈

    あるいは、他のディストリビューションを使っている場合、同様のパッケージマネージャに対応した手順を使います。

    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get install docker-compose-plugin
    

    あるいは、バージョンを特定して Compose CLI プラグインをインストールします。

    1. リポジトリで利用可能なバージョンを一覧標示します:

    $ apt-cache madison docker-compose-plugin
      docker-compose-plugin | 2.3.3~ubuntu-focal | https://download.docker.com/linux/ubuntu focal/stable arm64 Packages
    
    1. 得られた結果の2行目以降の列から、インストールしたいバージョンを指定する文字列を確認します。

    1. 指定したバージョンをインストールします。

    $ sudo apt-get install docker-compose-plugin=<バージョン文字>
    

    <バージョン文字> の場所は、 2.3.3~ubuntu-focal のようなものです。

  1. バージョンを確認し、Docker Compose が正しくインストールされたかを確認します。

$ docker compose version
Docker Compose version v2.3.3

プラグインを手動でインストール

注釈

これらの手順は、既に Docker Engine と Docker CLI をインストール済みで、次に Compose プラグインをインストールしようとしている状態を想定しています。

また、この手法には手動でアップグレードを管理する必要がありますのでご注意ください。可能であれば、他のインストール手順を推奨します。他の Linux インストール方法については、 こちらの概要 をご覧ください。

注釈

Compose を root 以外のユーザで実行するには、 root 以外のユーザとして Docker を管理 をご覧ください。

  1. Compose CLI プラグインのダウンロードとインストールには、次のコマンドを実行します。

    このコマンドは Docker Compose の最新リリースを(Compose リリース リポジトリから)ダウンロードします。それから、Compose をアクティブ ユーザの $HOME ディレクトリ以下にインストールします。

  1. バイナリに対して実行可能なパーミッションを適用します:

    $ chmod +x $DOCKER_CONFIG/cli-plugins/docker-compose
    
  1. インストールを確認します。

    $ docker compose version
    Docker Compose version v2.6.1
    

注釈

スタンドアロン(独立した)Comose :Docker CLI をインストールせず、Compose を使いたい場合、スタンドアロンの手順も似たようなものです。バイナリのインストール先フォルダでは、プラグイン版(スペース compose)とスタンドアロン版(ダッシュ dompose) の compose 構文が異なるのでご注意ください。

  1. Compose スタンドアロンのダウンロードとインストールは、次のようにします:

    $ curl -SL https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.6.1/docker-compose-linux-x86_64 -o /usr/local/bin/docker-compose
    
  1. インストール先パスにあるスタンドアロンのバイナリに、実行可能なパーミッションを適用します。

  1. docker-compose コマンドを使って compose コマンドの実行をテストします。

注釈

インストール後に docker-compose コマンドに失敗する場合、パスを確認します。また、シンボリックリンクを /usr/bin やパス上にある他のディレクトリに作成します。例:

$ sudo ln -s /usr/local/bin/docker-compose /usr/bin/docker-compose

Windows Server 上に Compose をインストール

以下の手順は、Microsoft Windows Server 上で Docker デーモンを実行し、Docker Compose をクライアントから直接インストールする場合のものです。

  1. 管理者として PowerShell を実行します。アプリがデバイスに対して変更を加えたいと許可を求める場合、インストールを続けるには「 はい 」をクリックします。

  1. GitHub は現在 TLS1.2 が必要です。PowerShell から以下のコマンドを実行します。

  1. Compose の最新リリース(v2.6.1.)をダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

    Invoke-WebRequest "https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.6.1/docker-compose-Windows-x86_64.exe" -UseBasicParsing -OutFile $Env:ProgramFiles\Docker\docker-compose.exe
    
  1. インストールをテストします。

    $ docker compose version
    Docker Compose version v2.6.1
    

参考

Install Docker Compose CLI plugin

https://docs.docker.com/compose/install/compose-plugin/