廃止機能¶
以下は廃止された機能の一覧です。
docker import
の3つの引数¶
廃止リリース: v0.6.7
削除リリース: v1.12.0
docker import コマンドのフォーマット 'file|URL|- [REPOSITORY [TAG]]' は 2013 年 11 月に廃止されました。以降のサポートはありません。
docker login
の -e
および --email
フラグ¶
廃止リリース: v1.11
削除目標リリース:v1.13
docker login コマンドから、ユーザ名が指定されなかった場合に、対象レジストリのアカウントに自動で関連づける機能が削除されます。この変更に伴い email フラグは必要ではなくなり、将来的に廃止します。
docker run
の --security-opt
フラグのセパレータ ( :
)¶
廃止リリース: v1.11
削除目標リリース:v1.13
--security-opt
フラグでキーと値の分割にコロン・セパレータ( :
)を使えなくなります。これは --storage-opt
のような他のフラグと同様、イコール記号( =
)で指定することになります。
/containers/(id または名前)/copy
エンドポイント¶
廃止リリース: v1.8
削除目標リリース: v1.12.0
/containers/(id または名前)/copy
エンドポイントは /containers/(id または名前/archive)
に変更のため、廃止しました。
イベント API における不明確なフィールド¶
廃止リリース: v1.10.0
イベント API をより優れた構造にするため、 ID
、 Status
、 From
フィールドを廃止しました。新しいフォーマットに関してはイベント API のドキュメントをご覧ください。
docker tag
の -f
フラグ¶
廃止リリース: v1.10.0
削除リリース: v1.12.0
様々な docker
コマンド間でタグの付け方を統一するため、 docker tag
コマンドの -f
フラグを廃止しました。イメージのタグを別のものに変える時、 -f
オプションの指定は不要です。また、対象のタグが既に利用中であれば、 docker
コマンドに -f
フラグが無くてもエラーになりません。
API による HostConfig を使ったコンテナ開始¶
廃止リリース: v1.10.0
削除目標リリース: v1.12
POST /containers/{name}/start
における HostConfig
の指定は、コンテナ作成時の定義 ( POST /containers/create
)に置き換えられました。
Docker ps の「before」「since」オプション¶
廃止リリース: v1.10.0
削除リリース: v1.12
docker ps --before
と docker ps --since
オプションを廃止しました。代わりに docker ps --filter=before=...
と docker ps --filter=since=...
をお使いください。
docker search automated
および stars
オプション¶
廃止リリース: v1.12.0
削除目標リリース:v1.14
docker search --automated
および docker search --starts
オプションは廃止されました。その代わり、 docker search --filter=is-automated=...
と docker search --filter=stars=...
をご利用ください。
コマンドラインの短縮オプション¶
廃止リリース: v1.9
削除目標リリース: v1.11
以下の短縮オプションを廃止するため、長いオプションを使うべきです。
docker run -c (--cpu-shares)
docker build -c (--cpu-shares)
docker create -c (--cpu-shares)
内部 LXC 実行ドライバ¶
廃止リリース: v1.8
削除リリース: v1.10.0
外部実装の内部(built-in)LXC 実行ドライバ、lxc-conf フラグ、 API を削除しました。
古いコマンドライン・オプション¶
廃止リリース: v1.8.0
削除リリース: v1.10.0
-d
フラグと --daemon
は daemon
サブコマンドに移行するため、廃止されます。
docker daemon -H ...
コマンドライン・オプションのうち、以下のシングル・ダッシュ( -opt
)派生を廃止し、新しいダブル・ダッシュ( --opt
)に変わります。
docker attach -nostdin
docker attach -sig-proxy
docker build -no-cache
docker build -rm
docker commit -author
docker commit -run
docker events -since
docker history -notrunc
docker images -notrunc
docker inspect -format
docker ps -beforeId
docker ps -notrunc
docker ps -sinceId
docker rm -link
docker run -cidfile
docker run -cpuset
docker run -dns
docker run -entrypoint
docker run -expose
docker run -link
docker run -lxc-conf
docker run -n
docker run -privileged
docker run -volumes-from
docker search -notrunc
docker search -stars
docker search -t
docker search -trusted
docker tag -force
以下のダブル・ダッシュのオプションは、置き換えずに廃止です。
docker run --networking
docker ps --since-id
docker ps --before-id
docker search --trusted
V1 レジストリとの通信¶
バージョン 1.9 にフラグ( --disable-legacy-registry=false
)を追加しました。これは docker デーモンが v1 レジストリと pull
、 push
、 login
させないようにします。デフォルトは廃止された v1 プロトコルと通信しないよう無効化しています。
Docker Content Trust ENV パスフレーズの変数名を変更¶
廃止リリース: v1.9
削除リリース: v1.12
バージョン 1.9 以降、 Docker Content Trust のオフライン鍵(Offline key)はルート鍵(Root key)に、タギング鍵(Tagging key)はリポジトリ鍵(Repository key)に名称変更されました。この名称変更により、関係する環境変数も変わりました。
DOCKER_CONTENT_TRUST_OFFLINE_PASSPHRASE を DOCKER_CONTENT_TRUST_ROOT_PASSPHRASE に変更しました。
DOCKER_CONTENT_TRUST_TAGGING_PASSPHRASE を DOCKER_CONTENT_TRUST_REPOSITORY_PASSPHRASE に変更しました。
参考
- Deprecated Engine Features