イメージとコンテナを学ぶ¶
Docker Engine は Docker の中心となる技術を提供します。これはイメージとコンテナを扱う技術です。先ほどのステップでインストールを終えていますので、 docker run hello-world
コマンドを実行できます。このコマンドを1つ実行するだけで、Engine を使う上で中心となるタスクをこなします。コマンドは3つのパーツに分かれています。
コンテナを基礎まで剥がしていくと、そこには Linux オペレーティング・システムがあります。イメージとはコンテナ内に積み込むソフトウェアです。コマンドを実行すると、Engine のソフトウェアは次の処理をしました。
hello-world
ソフトウェアのイメージを持っているかどうか確認。- Docker Hub (詳しくは後述)からイメージをダウンロード。
- コンテナにイメージを載せて(読み込んで)「実行」する。
イメージが何を実行するかは、イメージがどのように構築されたかに依ります。このイメージは Hello-World
を表示する単純なコマンドを持ちます。
Docker イメージ次第で様々な処理ができます。データベースのような複雑なソフトウェアでも、イメージを使って実行できます。あなた(もしくは誰かが)データを追加するのに待つ必要はなく、保管したデータを使えます。さらに、次の人もすぐに使えるのです。
さて、hello-world
ソフトウェアのイメージは、誰が作ったのでしょうか。このイメージは Docker が作りましたが、イメージそのものは誰でも作れます。Docker Engine は人々(あるいは会社)が作成したソフトウェアを、 Docker イメージを通して共有できるようにします。 Docker イメージ内のソフトウェアをどのコンピュータで実行すべきか、Docker Engine を使えば迷う必要がありません。なぜなら Docker コンテナをどこでも実行できるからです。
次は何をしますか¶
ご覧の通り、迅速だとは思いませんか。これで Docker を使って面白いことをする準備が整いました。次の whalesay イメージの検索と実行 に進みましょう。
参考
- Learn about images & containers
- https://docs.docker.com/linux/step_two/