whalesay イメージの検索と実行¶
世界中の皆さんが Docker イメージを作成しています。公開されたイメージは Docker Hub 上で閲覧できます。このセクションではイメージを探し出し、そのイメージを使い始めましょう。
ステップ1:whalesay イメージを探す¶
- ブラウザを起動し、 Docker Hub を開きます 。
Docker Hub には皆さんのような個人で作成したイメージと、何らかの組織、例えば Red Hat、IBM、Google 等が作成した公式イメージ(オフィシャル・イメージ)があります。
- 検索フォーム
Search
をクリックします。
- 検索バーに
whalesay
と入力します(訳者注: whalesay とは whale say = 鯨が話す、という意味です)。
ブラウザは whalesay イメージのリポジトリを表示します。
各イメージのリポジトリにはイメージに関する情報を掲載しています。この中には、イメージにどのような種類のソフトウェアが入っているかや、使い方の説明があるでしょう。この時点で覚えておくのは、 whalesay イメージとは Ubuntu と呼ばれる Linux ディストリビューションをベースにしていることです。次のステップでは、自分のマシン上で whalesay イメージを実行しましょう。
ステップ2:whalesay イメージの実行¶
Docker クイックスタート・ターミナルを開いていなければ、今から開きます。
- デスクトップ上で Docker Quickstart Terminal アイコンを探します。
- アイコンをクリックし、 Docker クイックスタート・ターミナルを起動します。
- Docker クイックスタート・ターミナルの
$
プロンプトにカーソルを移動します。
docker run docker/whalesay cowsay boo
コマンドを入力し、リターンキーを押します。
これはコンテナ内の whalesay イメージにあるコマンドを実行します。ターミナル上では、次のように表示されるでしょう。
$ docker run docker/whalesay cowsay boo
Unable to find image 'docker/whalesay:latest' locally
latest: Pulling from docker/whalesay
e9e06b06e14c: Pull complete
a82efea989f9: Pull complete
37bea4ee0c81: Pull complete
07f8e8c5e660: Pull complete
676c4a1897e6: Pull complete
5b74edbcaa5b: Pull complete
1722f41ddcb5: Pull complete
99da72cfe067: Pull complete
5d5bd9951e26: Pull complete
fb434121fc77: Already exists
Digest: sha256:d6ee73f978a366cf97974115abe9c4099ed59c6f75c23d03c64446bb9cd49163
Status: Downloaded newer image for docker/whalesay:latest
_____
< boo >
-----
\
\
\
## .
## ## ## ==
## ## ## ## ===
/""""""""""""""""___/ ===
~~~ {~~ ~~~~ ~~~ ~~~~ ~~ ~ / ===- ~~~
\______ o __/
\ \ __/
\____\______/
docker
コマンドを手元(ローカル)のシステム上でソフトウェア・イメージを初めて実行しました。イメージが手元になければ、 docker
は Docker Hub から取得します。
- Docker クイックスタート・ターミナルを開いたまま
docker images
コマンドを入力してリターンキーを押します。
このコマンドは手元のシステム上にある全イメージを表示します。イメージの一覧に docker/whalesay
イメージが見えるでしょう。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED VIRTUAL SIZE
docker/whalesay latest fb434121fc77 3 hours ago 247 MB
hello-world latest 91c95931e552 5 weeks ago 910 B
コンテナ内でイメージの実行時、Docker は手元のコンピュータ上にイメージをダウンロードします。イメージのコピーを手元に作成するため、以降の作業で時間を節約します。Docker が再びイメージをダウンロードするのは、 Docker Hub 上の元イメージに変更が加わった時のみです。もちろん、イメージは自分で削除もできます。詳細は後ほど学びます。この後でもイメージを使うため、今はこのままにしておきます。
- もう少し whalesay コンテナで遊んでみましょう。
whalesay
イメージを再度使いますが、今度は言葉を換えてみましょう。長い、もしくは短いフレーズに置き換えます。何かを話せたでしょうか。
$ docker run docker/whalesay cowsay boo-boo
_________
< boo-boo >
---------
\
\
\
## .
## ## ## ==
## ## ## ## ===
/""""""""""""""""___/ ===
~~~ {~~ ~~~~ ~~~ ~~~~ ~~ ~ / ===- ~~~
\______ o __/
\ \ __/
\____\______/
次は何をしますか¶
このページでは Docker Hub 上のイメージを探す方法を学びました。コマンドを使ってイメージを実行しました。おして、自分のコンピュータ上にイメージをコピーし、実行する方法を学びました。次は自分で Docker イメージを作りましょう。次の 自分でイメージを構築 に進みます。
参考
- Find and run the whalesay image
- https://docs.docker.com/windows/step_three/