swarm (群れ)の作成

チュートリアルのセットアップ ステップを終えたら、 sarm (群れ;クラスタの意味)を作成する準備が整いました。ホストマシン上で Docker Engine デーモンが起動しているか確認してください。

  1. ターミナルを開き、マネージャ・ノードにしたいマシンに SSH で入ります。たとえば、このチュートリアルでは manager1 という名前のマシンを使います。
  1. 新しい swarm を作成するために、次のコマンドを実行します。
docker swarm init --listen-addr <MANAGER-IP>:<PORT>

このチュートリアルでは、 manager1 マシン上で次の swarm 作成コマンドを実行します。

$ docker swarm init --listen-addr 192.168.99.100:2377
Swarm initialized: current node (dxn1zf6l61qsb1josjja83ngz) is now a manager.

--listen-addr フラグは、マネージャ・ノードでポート 2377 をリッスンする設定です。swarm における他のノードは、この IP アドレスでマネージャに接続できます。

  1. docker info を実行し、現在の swarm の状況を表示します。
$ docker info

Containers: 2
 Running: 0
 Paused: 0
 Stopped: 2
...省略...
Swarm: active
 NodeID: dxn1zf6l61qsb1josjja83ngz
 IsManager: Yes
 Managers: 1
 Nodes: 1
 CACertHash: sha256:b7986d3baeff2f5664dfe350eec32e2383539ec1a802ba541c4eb829056b5f61
...省略...
  1. docker node ls コマンドを実行し、ノードに関する情報を表示します。
$ docker node ls

ID                           NAME      MEMBERSHIP  STATUS  AVAILABILITY  MANAGER STATUS  LEADER
dxn1zf6l61qsb1josjja83ngz *  manager1  Accepted    Ready   Active        Reachable       Yes

ノード ID の横にある * 印は、現在接続中のノードを表します。

Docker Swarm はノードに対して、マシンのホスト名を自動的に付けます。他の列については、後半のステップで扱います。

次は何をしますか?

チュートリアルの次のセクションで、クラスタに さらに2つのノードを追加 します。