Docker Compose のインストール¶
Compose を OS X、64-bit Linux、Windows で実行可能です。Compose のインストールには、まず Docker のインストールが必要です。
Compose をインストールするには、次のように実行します。
- Docker エンジン 1.7.1 以上をインストールします。
- Mac OS X へのインストール (Toolbox のインストールに、Engine と Compose が含まれます)
- Ubuntu へのインストール
- その他システムへのインストール
- Mac OS X ユーザと Windows ユーザはインストールが完了しています。他の環境は次のステップに進みます。
- リリース・ページの指示に従い、ターミナル上で
curl
コマンドを実行します。
注釈
もし “Permission denied” エラーが表示される場合は、/usr/local/bin
ディレクトリに対する書き込み権限がありません。その場合は Compose をスーパーユーザで実行する必要があります。sudo -i
を実行し、2つのコマンドを実行してから exit
します。
次の例は、コマンドの書式に関する説明です。
curl -L https://github.com/docker/compose/releases/download/1.6.2/docker-compose-`uname -s`-`uname -m` > /usr/local/bin/docker-compose
curl
でのインストールに問題がある場合は、 代替インストール方法 をご覧ください。
- バイナリに対して実行権限を追加します。
$ chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
- オプションで、
bash
やzsh
シェルの コマンドライン補完 をインストールします。
- インストールを確認します。
$ docker-compose --version
docker-compose version: 1.6.2
代替インストール方法¶
pip でインストール¶
Compose は pypi から pip
を使いインストールできます。インストールに pip
を使う場合、 virtualenv の利用を強く推奨します。これは多くのオペレーティング・システム上の Python システム・パッケージと、docker-compose の依存性に競合する可能性があるためです。詳しくは virtualenv チュートリアル(英語) をご覧ください。
$ pip install docker-compose
注釈
pip バージョン 6.0 以上が必要です。
コンテナとしてインストール¶
Compose コンテナの中でも、小さな bash スクリプトのラッパーを通することが可能です。Compose をコンテナとして実行・インストールするには、次のようにします。
$ curl -L https://github.com/docker/compose/releases/download/1.6.2/run.sh > /usr/local/bin/docker-compose
$ chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
マスターのビルド¶
リリース直前(プレリリース)のビルドに興味があれば、バイナリを https://dl.bintray.com/docker-compose/master/ からダウンロードできます。プレリリース版のビルドにより、リリース前に新機能を試せますが、安定性に欠けるかもしれません。
アップグレード方法¶
Compose 1.2 以前からアップグレードする場合、Compose を更新後、既存のコンテナの削除・移行が必要です。これは Compose バージョン 1.3 がコンテナ追跡用に Docker ラベルを用いているためであり、ラベルを追加したものへと置き換える必要があります。
Compose は作成されたコンテナにラベルがないことを検出すると、実行を拒否し、処理停止と表示します。既存のコンテナを compose 1.5.x 以降も使い続けたい場合(例えば、コンテナにデータ・ボリュームがあり、使い続けたい場合)は、次のコマンドで移行できます。
$ docker-compose migrate-to-labels
あるいは、コンテナを持ち続ける必要がなければ、削除できます。Compose は新しいコンテナを作成します。
$ docker rm -f -v myapp_web_1 myapp_db_1 ...
アンインストール方法¶
curl
を使って Docker Compose をインストールした場合は、次のように削除します。
$ rm /usr/local/bin/docker-compose
pip
を使って Docker Compose をインストールした場合は、次のように削除します。
$ pip uninstall docker-compose
注釈
もし “Permission denied” エラーが表示される場合は、コマンドを実行する前に、docker-compose
を削除するための適切な権限が必要です。強制的に削除するには sudo
をあらかじめ実行してから、再度先ほどのコマンドを実行します。