docker config ls¶
説明¶
1つもしくは複数の設定情報を詳細に表示します。
【API 1.30+】このコマンドを使うには、クライアントとデーモン API の両方が、少なくとも 1.30 の必要があります。
【Swarm】このコマンドは Swarm オーケストレータと動作します。
使い方¶
$ docker config ls [OPTIONS]
補足説明¶
swarm の設定一覧を表示するために、manager ノード上でこのコマンドを実行します。
設定を使うための詳細情報は、 Docker Config を使って設定データを保管 を参照ください。
注釈
これはクラスタ管理コマンドであり、 swarm manager ノードで実行する必要があります。manager と worker について学ぶには、ドキュメント内の Swarm モードのセクション を参照ください。
コマンドの使用例は、以下の 使用例のセクション をご覧ください。
オプション¶
名前, 省略形 |
デフォルト |
説明 |
---|---|---|
|
指定した状態に基づき出力をフィルタ |
|
|
指定した Go テンプレートで出力 |
|
|
ID のみ表示 |
使用例¶
$ docker config ls
ID NAME CREATED UPDATED
6697bflskwj1998km1gnnjr38 q5s5570vtvnimefos1fyeo2u2 6 weeks ago 6 weeks ago
9u9hk4br2ej0wgngkga6rp4hq my_config 5 weeks ago 5 weeks ago
mem02h8n73mybpgqjf0kfi1n0 test_config 3 seconds ago 3 seconds ago
フィルタリング¶
フィルタリングのフラグ( -f
, --filter
)形式は、 key=value
のペアです。複数のフィルタを使いたいバイアは、複数のフラグを使います(例: --filter "foo=bar" --filter "bif=baz"
)。
現在は以下のフィルタをサポートしています。
id¶
id
は、config の ID の前方もしくは全てに一致するフィルタをします。
$ docker config ls -f "id=6697bflskwj1998km1gnnjr38"
ID NAME CREATED UPDATED
6697bflskwj1998km1gnnjr38 q5s5570vtvnimefos1fyeo2u2 6 weeks ago 6 weeks ago
label¶
label
では、 label
単独の存在、もしくは label
と値に基づいてフィルタします。
以下は、ラベルの値にかかわらず、 project
ラベルに一致する全ての config をフィルタします。
$ docker config ls --filter label=project
ID NAME CREATED UPDATED
mem02h8n73mybpgqjf0kfi1n0 test_config About an hour ago About an hour ago
以下のフィルタに一致するのは、 ラベルが project
で値が project-a
のサービスのみです。
$ docker service ls --filter label=project=test
ID NAME CREATED UPDATED
mem02h8n73mybpgqjf0kfi1n0 test_config About an hour ago About an hour ago
name
では、config 名の前方もしくは全体に一致するフィルタをします。
以下のフィルタは test
で始まる名前の config にマッチします。
$ docker config ls --filter name=test_config
ID NAME CREATED UPDATED
mem02h8n73mybpgqjf0kfi1n0 test_config About an hour ago About an hour ago
出力形式¶
出力形式のオプション( --format
)は Go テンプレートを用いて出力を調整し、表示を整えます。
有効な Go テンプレートの placeholder は以下の通りです。
placeholder |
説明 |
---|---|
|
config ID |
|
config 名 |
|
config が作成された時間 |
|
config が更新された時間 |
|
config に割り当てられた全てのラベル |
|
この config に対する特定のラベル値。例 |
--format
オプションを使うと、 config ls
コマンドはテンプレート宣言通りに正確にデータを出力するか、 table
ディレクティブによってヘッダ列も同様に表示するかのいずれかです。
以下の例では、ヘッダのないテンプレートを使いますが、全てのイメージに対して ID
と Name
の項目をコロン :
で分けて表示します。
$ docker config ls --format "{{.ID}}: {{.Name}}"
77af4d6b9913: config-1
b6fa739cedf5: config-2
78a85c484f71: config-3
全ての config に対する名前と作成日を表形式で表示するには、次のようにします。
$ docker config ls --format "table {{.ID}}\t{{.Name}}\t{{.CreatedAt}}"
ID NAME CREATED
77af4d6b9913 config-1 5 minutes ago
b6fa739cedf5 config-2 3 hours ago
78a85c484f71 config-3 10 days ago
親コマンド¶
コマンド |
説明 |
---|---|
Docker 設定を管理 |
関連コマンド¶
コマンド |
説明 |
---|---|
ファイルか STDIN から設定を作成 |
|
1つもしくは複数の設定情報を詳細表示 |
|
設定一覧 |
|
1つもしくは複数の設定を削除 |
参考
- docker config ls
https://docs.docker.com/engine/reference/commandline/config_ls/