events¶
使い方: docker events [オプション]
サーバからリアルタイムのイベントを取得
-f, --filter=[] 指定した状態に基づき出力をフィルタ
--help 使い方の表示
--since="" タイムスタンプ以降に発生した全てのイベントを表示
--until="" タイムスタンプまで発生したイベントを表示
Docker コンテナは以下のイベントを報告します。
attach, commit, copy, create, destroy, detach, die, exec_create, exec_start, exec_detach, export, kill, oom, pause, rename, resize, restart, start, stop, top, unpause, update
Docker イメージは以下のイベントを報告します。
delete, import, load, pull, push, save, tag, untag
Docker ボリュームは以下のイベントを報告します。
create, mount, unmount, destroy
Docker ネットワークは以下のイベントを報告します。
create, connect, disconnect, destroy
Docker デーモンは以下のイベントを報告します。
reload
--since
と --until
パラメータでは、 Unix タイムスタンプ、 RFC 3339 の dates 、Go 言語の期間文字列(例: 10m
、 1h30m
)をクライアントのマシン時刻から相対的に扱えます。 --since
オプションを指定しなければ、コマンドは新しく追加されたか現在のイベントのみ表示します。
フィルタリング¶
フィルタリング・フラグ( -f
と --filter
)は key=value
の形式です。複数のフィルタを使いたい場合は、複数回フラグを指定します(例: --filter "foo=bar" --filter "bif=baz"
)。
同じフィルタを複数回指定したら、「OR」(または)という条件として処理します。例えば --filter container=588a23dac085 --filter container=a8f7720b8c22
は、コンテナ 588a23dac085 かコンテナ a8f7720b8c22 のイベントを表示します。
複数のフィルタを使えば、「AND」(および)という条件として処理します。例えば --filter container=588a23dac085 --filter event=start
は、コンテナ 588a23dac085 のイベントタイプが start のイベントのみ表示します。
現時点でサポートされているフィルタは次の通りです。
- コンテナ(
container=<名前か ID>
) - イベント(
event=<イベント・タイプ>
) - イメージ(
image=<タグか ID>
) - ラベル(
label=<key>
またはlabel=<key>=<value>
) - タイプ (
type=<container か image か volume か network か daemon>
) - ボリューム(
volume=<名前か ID>
) - ネットワーク(
network=<名前か ID>
) - デーモン(
daemon=<名前か ID>
)
例¶
この例には2つのシェルが必要です。
シェル1:イベント一覧を表示:
$ docker events
シェル2:コンテナを開始して停止
$ docker start 4386fb97867d
$ docker stop 4386fb97867d
$ docker stop 7805c1d35632
シェル1:(再度実行したら、イベントを表示)
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) start
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
時間を指定したら、過去のイベントを表示:
$ docker events --since 1378216169
2014-03-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-03-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --since '2013-09-03'
2014-09-03T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) start
2014-09-03T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-09-03T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --since '2013-09-03T15:49:29'
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
この例では、過去3分間に発生した全イベントを表示しています。クライアント側のマシン上からの相対的な時間です。
$ docker events --since '3m'
2015-05-12T11:51:30.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2015-05-12T15:52:12.999999999Z07:00 4 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2015-05-12T15:53:45.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2015-05-12T15:54:03.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
イベントをフィルタします:
$ docker events --filter 'event=stop'
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-09-03T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --filter 'image=ubuntu-1:14.04'
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) start
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
$ docker events --filter 'container=7805c1d35632'
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --filter 'container=7805c1d35632' --filter 'container=4386fb97867d'
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --filter 'container=7805c1d35632' --filter 'event=stop'
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop
$ docker events --filter 'container=container_1' --filter 'container=container_2'
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) die
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 4386fb97867d: (from ubuntu-1:14.04) stop
2014-05-10T17:42:14.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) die
2014-09-03T15:49:29.999999999Z07:00 7805c1d35632: (from redis:2.8) stop