概要

Dev Environments はチームメンバと作業中のコードを共有できるようにするため、コラボレーションを後押しします。これにより、Git ブランチ間を移動してコードをマシンに取得するにあたり、 merge のコンフリクトが発生しないようにします。

Dev Environmens はコードエディタ内蔵ツールを使います。これは Docker によって、ローカルホスト上ではなく、コンテナにマウントされたコードにアクセスできるようにします。マシン上のツール、ファイル、実行中のサービスを分離するため、複数のバージョンを共存できるようにします。

また、現在の Git ブランチを移動しなくても、開発者の環境とチームメンバの環境とを切り替えられるようになり、ブランチ間を移動して作業中の変更を確認できるようになります。これにより、 PR のレビューは新しい環境を開くのと同じくらいシンプルになります。

注釈

ベータ

Dev Environments 機能は現時点では ベータ です。プロダクション環境での利用を推奨しません。

Docker Desktop

動作条件

Dev Environments は Docker Desktop 3.5.0 リリースの一部として利用可能です。 Docker Desktop 3.5.0 以上をダウンロードとインストールしてください。

Dev Environments を使い始めるには、以下のツールと拡張をマシン上にインストールする必要があります:

Windows 上の PATH に Git を追加

GIt をインストール済みの場合で、適切な状態か分からなければ、以下のコマンドを実行し、 CLI や PowerShell で使う Git がどこにあるか確認できます。

$ git --version

有効なコマンドとして Git を確認できなければ、Git の再インストールが必要です。さらに、 Adjusting your PATH environment のステップで、 Git from the command line..Use Git and optional Unix tools... オプションを選ぶ必要があります。

Windows のパスに Git を追加

注釈

Git のインストール後、 Docker Desktop を再起動します。 Quit Docker Desktop を選んでから、 DOcker Desktop を再開してください。

既知の問題

以降のセクションで、既知の問題と回避策を列挙します:

  1. Mac と Windows 間で Dev Environemnt を共有した場合、 VS Code terminal は一部で適切に機能しません。この問題を回避するには、 Docker Dashboard の Exec in CLI オプションを使います。

  2. ARM64 と AMD64 マシン間で Dev Environment を共有した場合、環境はエミュレートされます。