OpenStack

OpenStack 上にマシンを作成します。

$ docker-machine create --driver openstack vm

必須オプション:

  • --openstack-auth-url : Keystone サービス・ベース URL。

  • --openstack-flavor-id または --openstack-flavor-name : マシンとして使用する flavor の指定。

  • --openstack-image-id または --openstack-image-name : マシンとして使用するイメージの指定。

オプション:

  • --openstack-active-timeout : OpenStack インスタンスがアクティブになるまでの、タイムアウトの秒数を指定。

  • --openstack-availability-zone : サーバを起動する availability zone の指定。

  • --openstack-domain-name or --openstack-domain-id : 認証に使うドメイン名の指定(Keystone v3 のみ)

  • --openstack-endpoint-type : エンドポイント・タイプとして internalURLpublicURL 上の adminURL を指定します。OpenStack サービス・カタログ上で適切なドライバを選択すると便利です。指定しなければ、デフォルトの ID publicURL が指定されます。

  • --openstack-floatingip-pool : マシンに割り当てるパブリック IP に使用するための IP プールを指定。IP アドレスが作成されていてもマシンに割り当てられていなければ、マシン用に割り当てる。割り当て可能な IP アドレスが無ければ、新しく作成してマシンに割り当てる。

  • --openstack-keypair-name : 既存の Nova キーペアを使う指定をする。

  • --openstack-insecure : OpenStack ドライバが「insecure(非安全)」SSL (https)リクエストを処理できるのを明示します。サーバの証明書において証明書の権限を確認しません。このオプションは注意を払って遣うべきです。

  • --openstack-ip-version : IPv4 か IPv6 アドレスのどちらかのバージョンを選びます。何も指定されなければ、 4 が使われます。

  • --openstack-net-name または --openstack-net-id : マシンに接続するプライベートなネットワークを指定します。OpenStack プロジェクトにプライベート・ネットワークがあれば、自動的に使われます。

  • --openstack-password : ユーザ・パスワード。環境変数 OS_PASSWORD が設定されれば、そちらから流用します。

  • --openstack-private-key-file : --openstack-keypair-name と同時に使い、キーペアに対応するプライベート・キーを関連づける。

  • --openstack-region : 実行するリージョンを指定します。OpenStack 上に1つのリージョンしかなければ、そちらを使います。

  • --openstack-sec-groups : OpenStack 上でセキュリティ・グループが利用可能であれば、マシンが使う環境をカンマ区切りで指定できる(例: secgrp001,secgrp002 )。

  • --openstack-username : 認証時に識別するユーザ名。

  • --openstack-ssh-port : マシン上の SSH サーバがデフォルトのポートをリッスンしないとき、SSH ポート番号を指定。

  • --openstack-ssh-user : SSH でマシンに入るユーザ名を指定。指定されなければ、 root が使われる。

  • --openstack-tenant-name または --openstack-tenant-id : マシンを作成するテナントを指定。

利用可能な環境変数とデフォルト値は以下の通りです。

コマンドライン・オプション

環境変数

デフォルト値

--openstack-active-timeout

OS_ACTIVE_TIMEOUT

200

--openstack-auth-url

OS_AUTH_URL

--openstack-availability-zone

OS_AVAILABILITY_ZONE

--openstack-domain-id

OS_DOMAIN_ID

--openstack-domain-name

OS_DOMAIN_NAME

--openstack-endpoint-type

OS_ENDPOINT_TYPE

publicURL

--openstack-flavor-id

OS_FLAVOR_ID

--openstack-flavor-name

OS_FLAVOR_NAME

--openstack-floatingip-pool

OS_FLOATINGIP_POOL

--openstack-image-id

OS_IMAGE_ID

--openstack-image-name

OS_IMAGE_NAME

--openstack-insecure

OS_INSECURE

false

--openstack-ip-version

OS_IP_VERSION

4

--openstack-keypair-name

OS_KEYPAIR_NAME

--openstack-net-id

OS_NETWORK_ID

--openstack-net-name

OS_NETWORK_NAME

--openstack-password

OS_PASSWORD

--openstack-private-key-file

OS_PRIVATE_KEY_FILE

--openstack-region

OS_REGION_NAME

--openstack-sec-groups

OS_SECURITY_GROUPS

--openstack-ssh-port

OS_SSH_PORT

22

--openstack-ssh-user

OS_SSH_USER

root

--openstack-tenant-id

OS_TENANT_ID

--openstack-tenant-name

OS_TENANT_NAME

--openstack-username

OS_USERNAME