構築引数(build arguments)

構築引数(build arguments) は、構築に柔軟性を追加するために良い方法です。構築時に構築引数を渡せるため、ビルダがフォールバックとして使うデフォルト値を設定できます。

ランタイムのバージョン変更

構築引数の実践的な利用例は、ビルドステージにおけるランタイムのバージョン指定です。イメージは golang:1.20-alpine イメージをベースイメージとして使うとします。ですが、アプリケーション構築にあたり異なるバージョンの Go が必要な時はどうしたらよいでしょうか。 Dockerfile 内のバージョン番号を変更して対応できますが、バージョン間の切替は少々面倒です。それよりも構築引数を使う方が簡単です。


まとめ

このセクションでは、キャッシュとバインドマウントを使って構築速度を改善できる方法を学びました。

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次のステップ

次セクションでは構築引数を使い、調整可能な構築をする方法をを紹介します。