docker-compose up¶
使い方: docker-compose up [オプション] [--scale サービス=数...] [サービス...]
オプション:
-d, --detach デタッチド・モード: バックグラウンドでコンテナを実行し、新しいコンテナ名を表示
--abort-on-container-exit と同時に使えない
--no-color 白黒で画面に表示
--quiet-pull 進捗情報を表示しない
--no-deps リンクしたサービスを起動しない
--force-recreate 設定やイメージに変更がなくても、コンテナを再作成する
--no-recreate と同時に使えません
--always-recreate-deps 依存関係のあるコンテナを再作成
--no-recreate と同時に使えません
--no-recreate コンテナが既に存在していれば、再作成しない
--force-recreate と同時に使えない
--no-build イメージが見つからなくても構築しない
--no-start 作成してもサービスを起動しない
--build コンテナを開始前にイメージを構築する
--abort-on-container-exit コンテナが1つでも停止したら全てのコンテナを停止
-d と同時に使えない
--attach-dependencies 依存するコンテナにアタッチ
-t, --timeout TIMEOUT アタッチしている、あるいは既に実行中のコンテナを
停止する時のタイムアウト秒数を指定 (デフォルト:10 )
-V, --renew-anon-volumes 以前のコンテナからデータを再利用せず、匿名ボリュームの再作成
--remove-orphans Compose ファイルで定義されていないサービス用のコンテナを削除
--exit-code-from SERVICE 指定されたサービスコンテナの終了コードを返す
--abort-on-container-exit の指定を暗に含む
--scale SERVICE=NUM SERVICE のインスタンス数を NUM とする
Compose ファイルに scale の設定があっても上書きされる
サービス用のコンテナを構築、作成、起動、アタッチします。
リンクされているサービスがまだ起動していない場合は、それらも起動します。
docker-compose up
コマンドでは、各コンテナの出力を統合します(実質的には docker-compose up --follow
の実行です)。コマンドから docker-compose up --detach
を実行すると、コンテナはバックグランドで起動し、そのまま実行し続けます。
もしサービス用のコンテナが存在している場合、かつ、コンテナを作成後にサービスの設定やイメージを変更している場合は、 docker-compose up -d
を実行すると、 設定を反映するためにコンテナを停止・再作成します(マウントしているボリュームは、そのまま保持します)。Compose が設定を反映させないようにするには、 --no-recreate
フラグを使います。
コンテナすべてを強制的に停止および再生成するには --force-recreate
フラグを指定します。
処理でエラーが発生した場合、対象コマンドの終了コードは 1
です。
プロセスが SIGINT
( ctrl
+ C
)や SIGTERM
で中断した場合、コンテナは停止し、終了コードは 0
です。
シャットダウン段階の途中で SIGINT
や SIGTERM
を再送信すると、実行中のコンテナは 2
になります。
参考
- docker-compose up