Splunk ロギング・ドライバ¶
splunk ロギング・ドライバは、コンテナのログを Splunk Enterprise もしくは Splunk Cloud の HTTP Event Collector に送ります。
使い方¶
デフォルトのロギング・ドライバを変更するには、Docker デーモンに --log-driver オプションを付けます。
docker daemon --log-driver=splunk
特定のコンテナに対してロギング・ドライバを指定するには、 docker run の実行時に --log-driver オプションを付けます。
docker run --log-driver=splunk ...
Splunk オプション¶
Splunnk ロギング・ドライバでは、--log-opt 名前=値 フラグを指定できます。
オプション  | 
必須  | 
説明  | 
|---|---|---|
  | 
必須  | 
Splunk HTTP Event Collector トークンを指定  | 
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必須  | 
Splunk Enterprise または Splunk Cloud インスタンスに対するパス(HTTP Event Collector の使うポートとスキームを含む)   | 
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オプション  | 
イベント・ソース  | 
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オプション  | 
イベント・ソースのタイプ  | 
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オプション  | 
Event インデックス  | 
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オプション  | 
root 証明書のパス  | 
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オプション  | 
サーバ証明書に使う有効な名前。デフォルトでは   | 
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オプション  | 
サーバ証明書の認証を無効化。  | 
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オプション  | 
メッセージに対するタグを指定。いくつかのマークアップを利用可能。デフォルトの値は   | 
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オプション  | 
メッセージに含めるラベルを、カンマ区切りのキーで指定できる。ラベルはコンテナで指定できる。  | 
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オプション  | 
メッセージに含める環境変数を、カンマ区切りのキーで指定できる。これらの変数はコンテナで指定できる。  | 
label と env のキーが重複する場合は、 env が優先されます。どちらのオプションも、ロギング・メッセージの追加フィールドに追加できるものです。
以下はロギング・ドライバに Splunk Enterprise インスタンスを指定する例です。インスタンスは Docker デーモンを実行している同じマシン上のローカルにインストールされています。root 証明書とコモンネームの指定には HTTP スキームを使います。これが証明書の使い方です。 SplunkServerDefaultCert は自動的に生成された Splunk 証明書です。
docker run --log-driver=splunk \
    --log-opt splunk-token=176FCEBF-4CF5-4EDF-91BC-703796522D20 \
    --log-opt splunk-url=https://splunkhost:8088 \
    --log-opt splunk-capath=/path/to/cert/cacert.pem \
    --log-opt splunk-caname=SplunkServerDefaultCert
    --log-opt tag="{{.Name}}/{{.FullID}}"
    --log-opt labels=location
    --log-opt env=TEST
    --env "TEST=false"
    --label location=west
    your/application
参考
- Splunk logging driver