Images(イメージ) を見渡す

また、 Docker Hub にサインイン済みであれば、リモートリポジトリのイメージも表示できます。これにより、チームと共同作業ができるようにしたり、 Docker Desktop を通して直接イメージを管理できるようになります。

Images の表示からは、コンテナとしてのイメージ実行や、Docker Hub から最新版のイメージ取得、Docker Hub へのイメージ送信、イメージの調査といった中心的な処理を行えます。

Images の表示からは、次のようなイメージのメタデータを表示します:

  • Tag (タグ)

  • Image ID (イメージ ID)

  • Date created (作成日)

  • Size of the image (イメージの容量)

また、実行中または停止中のコンテナによって使われているイメージの横には IN USE (使用中)のタグも表示されます。

Images on disk ステータスバーで表示しているのは、イメージの数と、イメージが使う合計ディスク容量です。

イメージの管理

Search フォームを使い、特定のイメージを検索します。

イメージを次の順番で並べられます。

  • 名前

  • 作成日

  • 容量

コンテナとしてイメージを実行

Images の表示 から、イメージの上にマウスカーソルを移動し、 Run を実行します。

確認画面(プロンプト)が出ますので、どちらかを選べます。

  • Optional settings (オプション設定)のドロップダウンメニューをクリックし、名前、ポート、ボリューム、環境変数を指定してから Run をクリックする。

  • オプション設定を指定しないで Run をクリックする。

イメージを調査

イメージを調査するため、イメージに関する次のような詳細情報を表示します。

  • イメージ履歴

  • イメージ ID

  • イメージが作成された日付

  • イメージの容量

イメージを調査するには、イメージの上にマウスカーソルを移動し、 More options ボタン(⋮)をクリックし、ドロップダウンメニューから Inspect を選びます。

Docker Hub から最新イメージを取得

一覧からイメージを選び、 More options ボタンをクリックし、 Pull をクリックします。

注釈

イメージの最新版を取得するには、 Docker Hub 上にリポジトリが存在している必要があります。プライベート イメージを取得するには、ログインが必須です。

Docker Hub にイメージの送信

一覧からイメージを選び、 More options ボタンをクリックし、 Push to Hub をクリックします。

注釈

Docker Hub に送信できるイメージは、自分の Docker ID または自分の organization に所属しているイメージのみです。つまり、 Docker Hub にイメージを送信するには、イメージのタグに適切なユーザ名または組織名を含む必要があります。

イメージの削除

注釈

実行中または停止中のコンテナによって使われているイメージを削除するには、まず関連しているコンテナの削除が必要です。

イメージは個々に削除できますし、あるいは、 Clean up オプションを使うと未使用イメージや 宙吊り(dangling) イメージを削除できます。

未使用イメージとは、あらゆる実行中または停止中のコンテナによって使われていないイメージです。同じタグを持つ新しいバージョンのイメージを構築すると、元々あるイメージは 宙吊り(dangling) イメージとなります。

イメージを個々に削除するには、一覧からイメージを選択し、 More options ボタンをクリックし、 Remove をクリックします。

宙吊りイメージを削除するには:

  1. *Images on disk ステータスバーにある Clean up オプションをクリックします。

  2. Unused (未使用)か Dangling (宙吊り)チェックボックスで、削除したいイメージの種類を選びます。

    Clean up images ステータスバーには、選択したイメージを削除した後、確保できる容量を表示します。

  3. 確認し、 Remove を選べます。

リモートリポジトリとのやりとり

Images の表示では、リモート リポジトリにあるイメージの管理や操作ができます。また、組織(organization)へも切り替えできます。自分の組織のリポジトリ一覧を表示するには、ドロップダウンメニューから組織名を選択します。

注釈

Docker 有償サブスクリプション契約があり、 Docker Hub で 脆弱性検査 を有効にしている場合、 リモートリポジトリ(REMOTE REPOSITORIES) のタブで検査結果を表示できます。 PULL オプションは、 Docker Hub から最新版のイメージをダウンロードします。 View in Hub オプションは Docker Hub ページを開き、 OS アーキテクチャ、イメージの容量、イメージの送信日、イメージのレイヤ一覧といった、イメージに関する詳細情報を表示します。

リモートリポジトリを操作するには、次のように実行します。

  1. REMOTE REPOSITORIES タブをクリックします。

  2. ドロップダウンメニューのリストラから、対象となる組織をクリックします。自分の組織にあるイメージ一覧を表示します。

  3. リモートリポジトリから最新のイメージをダウンロードするには、 一覧のイメージの上にマウスカーソルを移動し、 PULL を選びます。

Docker Hub にあるイメージの詳細情報を表示するには、対象のイメージを選び、 View in Hub をクリックします。

View in Hub オプションは Docker Hub ページを開き、 OS アーキテクチャ、イメージの容量、イメージの送信日、イメージのレイヤ一覧といった、イメージに関する詳細情報を表示します。

Docker 有償サブスクリプション契約があり、 Docker Hub で 脆弱性検査 を有効にしている場合、 Docker Hub ページでも脆弱性検査の概要を表示し、さらに、発見された脆弱性に関する詳細情報を表示します。