docker image build

説明

Dockerfile からイメージを 構築(build) します。

使い方

$ docker image build [OPTIONS] PATH | URL | -

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--add-host

任意のホストに対し IP を割り当てを追加(host:ip)

--build-arg

構築時の変数を設定

--cache-from

イメージに対してキャッシュ元を指定

--cgroup-parent

コンテナに対する任意の親 cgroup

--compress

構築コンテクストを gzip を使って圧縮

--cpu-period

CPU CFS (completely Fair Scheduler)期間を制限

--cpu-quota

CPU CFS (completely Fair Scheduler)クォータを制限

--cpu-shares-c

CPU 配分(share) (相対ウェイト)

--cpuset-cpus

アクセスを許可する CPU を指定( 0-3, 0, 1 )

--cpuset-mems

アクセスを許可するメモリノードを指定( 0-3, 0, 1 )

--disable-context-trust

true

イメージの検証を無効化

--file-f

Dockerfile の名前(デフォルトは パス/Dockerfile

--force-rm

中間コンテナを常に削除

--iidfile

イメージ ID をファイルに書き込む

--isolation

コンテナ分離技術

--label

イメージにメタデータを設定

--memory-m

メモリの上限

--memory-swap

スワップの上限は、メモリとスワップの合計と同じ: -1 はスワップを無制限にする

--network

【API 1.25+】 構築中の RUN 命令で使うネットワークモードを指定

--no-cache

イメージの構築時にキャッシュを使用しない

--output-o

【API 1.40+】 アウトプット先を指定(書式:type=local,dest=path)

--platform

【API 1.38+】 サーバがマルチプラットフォーム対応であれば、プラットフォームを指定

--progress

auto

進行状況の出力タイプを設定(auto、plain、tty)。plain を使うと、コンテナの出力を表示

--pull

イメージは、常に新しいバージョンのダウンロードを試みる

--quiet-q

構築時の出力と成功時のイメージ ID 表示を抑制

--rm

true

構築に成功後、中間コンテナを削除

--secret

【API 1.39+】 構築時に利用するシークレットファイル(BuildKit 有効時のみ): id=mysecret,src=/local/secret

--security-opt

セキュリティのオプション

--shm-size

/dev/shm の容量

--squash

【experimental (daemon) | API 1.25+】 構築するレイヤを、単一の新しいレイヤに 押し込む(squash)

--ssh

【API 1.39+】 構築時に利用する SSH エージェントのソケットやキー(BuildKit 有効時のみ)(書式:default | <id>[=<socket>] | <key>[,<key>]] )

--stream

サーバにアクセスし、構築コンテクストの状況を表示し続ける

--tag-t

名前と、オプションでタグを 名前:タグ の形式で指定

--target

構築する対象の構築ステージを指定

--ulimit

ulimit オプション

親コマンド

コマンド

説明

docker image

イメージの管理

関連コマンド

コマンド

説明

docker image build

Dockerfile からイメージを構築

docker image history

イメージの履歴を表示

docker image import

ファイルシステム・イメージを作成するため、tar ボールから内容を 取り込み(import)

docker image inspect

1つまたは複数イメージの詳細情報を表示

docker image load

tar アーカイブか標準入力からイメージを 読み込み(load)

docker image ls

イメージ一覧表示

docker image prune

使用していないイメージの削除

docker image pull

レジストリからイメージやリポジトリを 取得(pull)

docker image push

レジストリにイメージやリポジトリを 送信(push)

docker image rm

1つまたは複数のイメージを削除

docker image save

1つまたは複数イメージを tar アーカイブに保存(デフォルトで標準出力にストリーミング)

docker image tag

対象イメージ(TARGET_IMAGE)元イメージ(SOURCE_IMAGE) を参照する タグ(tag) を作成