docker node update

目次

説明

ノードを更新します。

【API 1.24+】このコマンドを使うには、クライアントとデーモン API の両方が、少なくとも 1.24 の必要があります。クライアントとデーモン API のバージョンを調べるには、 docker version コマンドを使います。

【Swarm】このコマンドは Swarm オーケストレータで動作します。

使い方

$ docker node update [OPTIONS] NODE

補足説明

ノードに関するメタデータである avaiability、labels、roles を更新します。

注釈

これはクラスタ管理コマンドであり、 swarm manager ノードで実行する必要があります。manager と worker について学ぶには、ドキュメント内の Swarm モードのセクション を参照ください。

コマンドの使用例は、以下の 使用例のセクション をご覧ください。

オプション

名前, 省略形	デフォルト	説明
--availability		ノードの可用性（ active | pause | drain ）
--label-add		ノードラベルの追加や更新（ key=value ）
--label-rm		ノードのラベルが存在する場合に削除
--role		ノードの役割（ worker | manager ）

使用例

ノードに label メタデータを追加

ノード・ラベルを使い、swarm ノードにメタデータを追加します。ノード・ラベル には、値を持たないキーを指定できます。

$ docker node update --label-add foo worker1

ノードに複数のラベルを指定するには、ラベルごとに --label-add フラグを渡します。

$ docker node update --label-add foo --label-add bar worker1

サービスの作成 時、制約に関するノード・ラベルを指定できます。ノードの制約によって、スケジューラがどのノードにサービス用のタスクをデプロイするかを制限します。

たとえば、メッセージキューのサービスタスクをスケジューラにデプロイさせたいノードを区別するため、 type ラベルを追加します。

$ docker node update --label-add type=queue worker1

docker node update を使ってノードにラベルを指定できるのは、ノードが swarm 内に所属している場合のみです。 dokcerd 用の docker デーモンのラベルと混同しないでください。

ラベルに関する詳しい情報は カスタム・メタデータの適用 をご覧ください。

親コマンド

コマンド	説明
docker node	Swarm ノードを管理

関連コマンド

コマンド	説明
docker node demote	swarm 内の manager から1つまたは複数のノードを 降格(demote)
docker node inspect	1つまたは複数ノードの詳細情報を表示
docker node ls	swarm 内のノードを一覧表示
docker node promote	swarm 内の1つまたは複数のノードを manager に 昇格(promote)
docker node ps	1つまたは複数のノード上で実行しているタスク一覧を表示。デフォルトは現在のノード上
docker node rm	swarm 内の1つまたは複数のノードを削除
docker node update	ノードを更新

参考

dokcer node update

https://docs.docker.com/engine/reference/commandline/node_update/