Riak の Docker 化¶
この例の目標は、Riak がインストール済みの Docker イメージをどうやって構築するのか紹介します。
Dockerfile の作成¶
Dockerfile
という名称の空ファイルを作成します。
$ touch Dockerfile
次に、自分のイメージを構築するにあたり、元になる親イメージを定義します。ここでは Docker Hub で利用可能な Ubuntu (タグ: trusty
)を使います。
# Riak
#
# VERSION 0.1.1
# Use the Ubuntu base image provided by dotCloud
FROM ubuntu:trusty
MAINTAINER Hector Castro hector@basho.com
それから、 curl をインストールします。curl はレポジトリのセットアップ・スクリプトをダウンロードし、実行するためです。
# Install Riak repository before we do apt-get update, so that update happens
# in a single step
RUN apt-get install -q -y curl && \
curl -sSL https://packagecloud.io/install/repositories/basho/riak/script.deb | sudo bash
それから、いくつかの依存関係のインストールとセットアップをします。
supervisor
は Riak プロセスの管理に使用riak-2.0.5-1
は Riack バージョン 2.0.5 のパッケージ
# プロジェクトの依存関係をインストール・セットアップ
RUN apt-get update && \
apt-get install -y supervisor riak=2.0.5-1
RUN mkdir -p /var/log/supervisor
RUN locale-gen en_US en_US.UTF-8
COPY supervisord.conf /etc/supervisor/conf.d/supervisord.conf
それから、Riak の設定を変更します。
# Riak が、あらゆるホストから接続できるよう設定
RUN sed -i "s|listener.http.internal = 127.0.0.1:8098|listener.http.internal = 0.0.0.0:8098|" /etc/riak/riak.conf
RUN sed -i "s|listener.protobuf.internal = 127.0.0.1:8087|listener.protobuf.internal = 0.0.0.0:8087|" /etc/riak/riak.conf
それから、Riak プロトコル・バッファ用と HTTP インターフェースを公開します。
# Riack プロトコル・バッファと HTTP インターフェースの露出
EXPOSE 8087 8098
最後に supervisord
を実行し、 Riack を開始します。
CMD ["/usr/bin/supervisord"]
supervisord 設定ファイルの作成¶
supervisord.conf
という空のファイルを作成します。 Dockerfile
がある同じディレクトリかどうか確認してください。
touch supervisord.conf
以下のプログラム定義を投入します。
[supervisord]
nodaemon=true
[program:riak]
command=bash -c "/usr/sbin/riak console"
numprocs=1
autostart=true
autorestart=true
user=riak
environment=HOME="/var/lib/riak"
stdout_logfile=/var/log/supervisor/%(program_name)s.log
stderr_logfile=/var/log/supervisor/%(program_name)s.log
次のステップ¶
Riak は分散データベースです。多くのプロダクションへのデプロイには、 少なくとも5ノード が必要と考えられています。 docker-riak プロジェクトに、Docker と Pipework を使った Riak クラスタのデプロイ方法の詳細があります。