docker builder build

説明

Dockerfile からイメージを 構築(build) します。

【API 1.31+】このコマンドを使うには、クライアントとデーモンの両方が最小 1.31 を使う必要があります。クライアントとデーモン API バージョンを確認するには、クライアント上で docker version コマンドを実行します。

使い方

$ docker builder build [オプション] パス | URL | -

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--add-host

ホストから任意の IP 割り当てを追加(host:ip)

--build-arg

構築時の変数を指定

--cache-from

キャッシュ元とみなすイメージ

--cgroup-parent

コンテナに対するオプションの親 cgroup

--compress

構築コンテクストを gzip を使って圧縮

--cpu-period

CPU CFS (Completely Fair Scheduler) ピリオドの上限(訳者注:cgroup による CPU リソースへのアクセスを再割り当てする間隔)

--cpu-quota

CPU CFS (Completely Fair Scheduler) クォータの制限

--cpu-shares , -c

CPU 共有(CPU shares)を指定(相対値)

--cpuset-cpus

実行する CPU の割り当て(0-3, 0,1)

--cpuset-mems

実行するメモリ・ノード(MEM)の割り当て(0-3, 0,1)

--disable-content-trust

true

イメージ検証を無効化

--file , -f

Dockerfile の名前(デフォルトは PATH/Dockerfile

--force-rm

中間コンテナをすべて削除

--iidfile

イメージ ID をファイルに書き込む

--isolation

コンテナ隔離技術

--label

イメージのメタデータを設定

--memory , -m

メモリ制限

--memory-swap

メモリに追加できる swap 上限。なお -1 は swap を無制限

--network

【API 1.25+】構築時、 RUN 命令を実行中のネットワーク・モードを指定

--no-cache

イメージ構築中にキャッシュを使用しない

--output , -o

【API 1.40+】出力先(形式:type=local,dest=path)

--platform

【API 1.38+】サーバがマルチプラットフォーム対応の場合、プラットフォームを指定

--progress

auto

進行状況を出力する種類を指定(auto, plain, tty)。 plain を使うとコンテナの出力を表示

--pull

常にイメージの新しいバージョンの取得を試みる

--quiet , -q

構築時の出力を抑制し、成功時はイメージ ID を表示

--rm

true

構築に成功後、中間コンテナを削除

--secret

【API 1.39+】構築時に表示するシークレットファイル(BuildKit 有効時のみ): id=mysecret,src=/local/secret

--security-opt

セキュリティオプション

--shm-size

/dev/shm の容量

--squash

【experimental (daemon)】【API 1.25+】構築したレイヤを、1つの新しいレイヤに圧縮(スカッシュ)

--ssh

【API 1.39+】構築時に SSH エージェントのソケットかキーを表示(BuildKit の有効化時のみ)(形式: default | <id>[=<socket>|<key>[,<key>]] )

--stream

サーバにアタッチし、構築コンテクストの状況を表示

--tag , -t

name:tag 形式で、名前とオプションでタグを指定

--target

構築ステージ対象を指定

--ulimit

ulimit オプション

親コマンド

コマンド

説明

docker builder

構築を管理

関連コマンド

コマンド

説明

docker builder build

Dockerfile からイメージを構築

docker prune build

構築キャッシュの削除