docker plugin ls¶

プラグインを一覧表示します。

【API 1.25+】このコマンドを使うには、クライアントとデーモン API の両方が、少なくとも 1.25 の必要があります。クライアントとデーモン API のバージョンを調べるには、 docker version コマンドを使います。

使い方 ¶

$ docker plugin ls [OPTIONS]

補足説明 ¶

インストール済みの全てのプラグインを表示します。 docker plugin install コマンドでプラグインをインストールできます。 -f や --filter フラグを使ってフィルタもできます。利用可能なフィルタのオプションに関する情報は、フィルタリングのセクションをご覧ください。

コマンドの使用例は、以下の使用例のセクションをご覧ください。

オプション ¶

名前, 省略形	デフォルト	説明
`--filter` , `-f`		フィルタの値を指定（例： `enabled=true` ）
`--format`		Go テンプレートを使ってプラグインの出力を整形
`--no-trunc`		出力を省略しない
`--quiet` , `-q`		プラグイン ID のみ表示

使用例 ¶

$ docker plugin ls

ID            NAME                                    DESCRIPTION                ENABLED
69553ca1d123  tiborvass/sample-volume-plugin:latest   A test plugin for Docker   true

フィルタリング ¶

フィルタリングのフラグ（ -f か --filter ）は「key=value」の形式です。複数のフィルタを使うには、複数回フラグを使います（例： --filter "foo=bar" --filter "bif=baz" ）。

現時点でサポートしているフィルタは、

enabled （ブール値 - true か false 、0 か 1）
capability （文字列 - 現時点では volumedriver 、 networkdriver 、 ipamdriver 、 logdriver 、 metricscollector 、 authz ）

enabled ¶

enabled フィルタは、有効化か無効化に一致するプラグインを表示します。

capability ¶

capability フィルタはプラグインのケーパビリティに一致します。1つのプラグインは、複数のケーパビリティを持ち得ます。現時点でサポートされているケーパビリティは、 volumedriver 、 networkdriver 、 ipamdriver 、 logdriver 、 metricscollector 、 authz です。

$ docker plugin install --disable vieux/sshfs

Installed plugin vieux/sshfs

$ docker plugin ls --filter enabled=true

ID                  NAME                DESCRIPTION         ENABLED

表示形式 ¶

フォーマットのオプション（ --format ）は Go テンプレートを使いプラグインの出力を整形します。

Go テンプレートで置き換え可能な一覧は、次の通りです：

`.ID`	プラグイン ID
`.Name`	プラグイン名とタグ
`.Description`	プラグイン説明
`.Enabled`	プラグインが有効かどうか
`.PluginReference`	レジストリから push または pull のために使うリファレンス

plugin ls コマンドに --format オプションを使えば、テンプレートで指定したデータを出力するだけでなく、 table 命令を使うとカラム（例）ヘッダも同様に表示します。

次の例はヘッダを除くテンプレートを使い、実行中の全てのコンテナに対して、 ID と Name エントリを句切って出力します。

$ docker plugin ls --format "{{.ID}}: {{.Name}}"

4be01827a72e: vieux/sshfs:latest

親コマンド ¶

コマンド	説明
docker plugin	プラグインを管理

コマンド	説明
docker plugin create	rootfs と設定からプラグインを作成。プラグインのデータディレクトリには、 config.json と rootfs ディレクトリが必須
docker plugin disable	プラグインの無効化
docker plugin enable	プラグインの有効化
docker plugin inspect	1つまたは複数プラグインの詳細情報を表示
docker plugin install	プラグインをインストール
docker plugin ls	プラグイン一覧表示
docker plugin rm	1つまたは複数プラグインを削除
docker plugin set	プラグインの設定を変更
docker plugin upgrade	既存のプラグインを更新