docker container run

説明

新しいコンテナでコマンドを 実行(run) します。

使い方

$ docker container run [OPTIONS] IMAGE [COMMAND] [ARG...]

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--add-host

任意のホスト名と IP アドレスの割り当てを追加(host:ip)

--attach , -a

標準入力、標準出力、標準エラー出力にアタッチ

--blkio-weight

ブロック I/O ウエイト(相対値)を 10 ~ 1000 までの値でウエイトを設定(デフォルト 0)

--blkio-weight-device

ブロック I/O ウエイト(相対デバイス値)

--cap-add

Linux ケーパビリティを追加

--cap-drop

Linux ケーパビリティを削除

--cgroup-parent

コンテナに対し、オプションの親 cgroup を追加

--cgroups

【API 1.41+】 使用する cgorup 名前空間を指定します( host | private )。 host は、Docker ホストの cgroup 名前空間内でコンテナを実行します。 private は自身の cgroup 名前空間でコンテナを実行します。使用する cgorup 名前空間は、デーモンのオプション default-cgroupns-mode によって設定されたものです(デフォルト)

--cidfile

コンテナ ID をファイルに書き出す

--cpu-count

CPU カウント(Windowsのみ)

--cpu-percent

CPU パーセント(Windowsにみ)

--cpu-period

CPU CFS (Completely Fair Scheduler) の間隔を設定

--cpu-quota

CPU CFS (Completely Fair Scheduler) のクォータを設定

--cpu-rt-period

【API 1.25+】 CPU real-time period 制限をマイクロ秒で指定

--cpu-rt-runtime

【API 1.25+】 CPU real-time runtime 制限をマイクロ秒で指定

--cpu-shares , -c

CPU 共有(相対値)

--cpus

【API 1.25+】 CPU 数

--cpuset-cpus

実行する CPU の割り当て(0-3, 0,1)

--cpuset-mems

実行するメモリ・ノード(MEM)の割り当て(0-3, 0,1)

--detach , -d

バックグランドでコンテナを実行し、コンテナ ID を表示

--detach-keys

コンテナをデタッチするキー手順を上書き

--device

ホスト・デバイスをコンテナに追加

--device-cgroup-rule

cgroup を許可するデバイス一覧にルールを追加

--device-read-bps

デバイスからの読み込みレートを制限

--device-read-iops

デバイスからの読み込みレート(1秒あたりの IO)を制限

--device-write-bps

デバイスからの書き込みレートを制限

--device-write-iops

デバイスからの書き込みレート(1秒あたりの IO)を制限

--disable-content-trust

true

イメージの認証を省略

--dns

任意の DNS サービスを指定

--dns-opt

DNS オプションを指定

--dns-option

DNS オプションを指定

--dns-search

任意の DNS 検索ドメインを指定

--domainname

コンテナ NIS ドメイン名

--entrypoint

イメージのデフォルト ENTRYPOINT を上書き

--env , -e

環境変数を指定

--env-file

環境変数のファイルを読み込む

--expose

公開するポートまたはポート範囲

--gpus

【API 1.40+】 コンテナに対して GPU デバイスを追加( all は全ての GPU を割り当て)

--group-add

参加する追加グループを指定

--health-cmd

正常性を確認するために実行するコマンド

--health-interval

確認を実行する間隔( ms|s|m|h)(デフォルト 0s)

--health-retries

障害と報告するために必要な、失敗を繰り返す回数

--health-start-period

【API 1.29+】 正常性確認をカウントダウン開始するまで、コンテナ初期化まで待つ期間を指定(ms|s|m|h)(デフォルト 0s)

--health-timeout

実行の確認を許容する最長時間(ms|s|m|h)(デフォルト 0s)

--help

使い方を表示

--hostname , -h

コンテナのホスト名

--init

【API 1.25+】コンテナ内で 初回のプロセス(init) として実行し、シグナルを転送し、プロセスに渡す

--interactive , -i

アタッチしていなくても、標準入力を開き続ける

--io-maxbandwidth

システム・デバイスの IO 帯域に対する上限を指定(Windowsのみ)

--io-maxiops

システム・ドライブの最大 IO/秒に対する上限を指定(Windowsのみ)

--ip

IPv4 アドレス(例:172.30.100.104)

--ipv6

IPv6 アドレス(例:2001:db8::33)

--ipc

使用する IPC 名前空間

--isolation

コンテナ分離(隔離)技術

--kernel-memory

カーネル・メモリ上限

--label , -l

コンテナにメタデータを指定

--label-file

行ごとにラベルを記述したファイルを読み込み

--link

他のコンテナへのリンクを追加

--link-local-ip

コンテナとリンクするローカルの IPv4/IPv6 アドレス

--log-driver

コンテナ用のログ記録ドライバを追加

--log-opt

ログドライバのオプションを指定

--mac-address

コンテナの MAC アドレス (例: 92:d0:c6:0a:29:33)

--memory , -m

メモリ上限

--memory-reservation

メモリのソフト上限

--memory-swap

整数値の指定はメモリにスワップ値を追加。 -1 は無制限スワップを有効化

--memory-swappiness

-1

コンテナ用メモリの スワップ程度(swappiness) を調整。整数値の 0 から 100 で指定

--mount

ファイルシステムをアタッチし、コンテナにマウント

--name

コンテナに名前を割り当て

--net

コンテナをネットワークに接続

--net-alias

コンテナにネットワーク内部用のエイリアスを追加

--network

コンテナをネットワークに接続

--network-alias

コンテナにネットワーク内部用のエイリアスを追加

--no-healthcheck

あらゆるコンテナ独自の HEALTHCHECK を無効化

--oom-kill-disable

コンテナの OOM Killer を無効化するかどうか指定

--oom-score-adj

コンテナに対してホスト側の OOM 優先度を設定 ( -1000 ~ 1000 を指定)

--pid

使用する PID 名前空間

--pids-limit

コンテナの pids 制限を調整( -1 は無制限)

--platform

【API 1.32+】 サーバがマルチプラットフォーム対応であれば、プラットフォームを指定

--privileged

このコンテナに対して 拡張権限(extended privileged) を与える

--publish , -p

コンテナのポートをホストに公開

--publish-all , -P

全ての出力用ポートをランダムなポートで公開

--pull

missing

作成する前にイメージを取得( "always" | "missing" | "never" )

--read-only

no

コンテナのルートファイルシステムを 読み込み専用(read-only) としてマウント

--restart

no

コンテナ終了時に適用する再起動ポリシー

--rm

コンテナ終了時に、自動的に削除

--runtime

コンテナで使うランタイム名を指定

--security-opt

セキュリティ・オプション

--shm-size

/dev/shm の容量

--stop-signal

SIGTERM

コンテナを停止するシグナル

--stop-timeout

【API 1.25+】コンテナ停止までのタイムアウト(秒)を指定

--storage-opt

コンテナに対するストレージ上ージ・ドライバのオプション

--sysctl

sysctl オプション

--tmpfs

tmpfs ディレクトリをムント

--tty , -t

疑似(pseudo) TTY を割り当て

--ulimit

ulimit オプション

--user , -u

ユーザ名または UID (format: <name|uid>[:<group|gid>])

--userns

使用する ユーザ名前空間(user namespace)

--uts

使用する UTS 名前空間

--volume , -v

バインドマウントするボリューム

--volume-driver

コンテナに対するオプションのボリュームドライバを指定

--volumes-from

指定したコンテナからボリュームをマウント

--workdir , -w

コンテナ内の作業ディレクトリ

親コマンド

コマンド

説明

docker

Docker CLI のベースコマンド。

関連コマンド

コマンド

説明

docker container attach

ローカルの標準入出、標準出力、標準エラーのストリームに、実行中のコンテナを 接続(attach)

docker container commit

コンテナの変更から新しいイメージを作成

docker container cp

コンテナとローカルファイルシステム間で、ファイルやフォルダを コピー(copy)

docker container create

新しいコンテナを 作成(create)

docker container diff

コンテナのファイルシステム上で、ファイルやディレクトリの変更を調査

docker container exec

実行中のコンテナ内でコマンドを実行

docker container export

コンテナのファイルシステムを tar アーカイブとして 出力(export)

docker container inspect

1つまたは複数コンテナの情報を表示

docker container kill

1つまたは複数の実行中コンテナを 強制停止(kill)

docker container logs

コンテナのログを取得

docker container ls

コンテナ一覧

docker container pause

1つまたは複数コンテナ内の全てのプロセスを 一時停止(pause)

docker container port

ポート 割り当て(mapping) の一覧か、特定のコンテナに対する 割り当て(mapping)

docker container prune

すべての停止中のコンテナを削除

docker container rename

コンテナの 名前変更(rename)

docker container restart

1つまたは複数のコンテナを再起動

docker container rm

1つまたは複数のコンテナを 削除(remove)

docker container run

新しいコンテナでコマンドを 実行(run)

docker container start

1つまたは複数のコンテナを 開始(start)

docker container stats

コンテナのリソース使用統計情報をライブストリームで表示

docker container stop

1つまたは複数の実行中コンテナを 停止(stop)

docker container top

コンテナで実行中のプロセスを表示

docker container unpause

1つまたは複数コンテナの 一時停止を解除(unpause)

docker container update

1つまたは複数コンテナの設定を 更新(update)

docker container wait

1つまたは複数コンテナが停止するまでブロックし、終了コードを表示