docker compose build

説明

サービスの構築もしくは再構築です。

使い方

$ docker compose build [SERVICE...]

補足説明

サービスを一旦 構築(build) し、その後にタグ付けします。デフォルトでは project_service (プロジェクト名_サービス名)です。

Compose ファイル仕様の image 名があれば、対象のイメージはその名前でタグ付けされるため、以前に指定していた値は上書きされます。詳細は 変数の書き換え をご覧ください。

サービスの Dockerfile や構築ディレクトリ内容を変更した場合は、それらを再構築するために docker compose build を実行します。

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--build-arg

サービスの構築時に変数を指定

--compress

true

構築コンテクストを gzip を使って圧縮。非推奨

--force-rm

true

中間コンテナを常に削除。非推奨

--memory , -m

構築コンテナのメモリ上限を指定。buildkit では未サポート

--no-cache

イメージの構築時にキャッシュを使わない

--no-rm

構築の成功後、中間コンテナを削除しない。非推奨

--parallel

true

並列にイメージを構築。非推奨

--progress

auto

進捗の出力タイプを指定( autoplainnoTty

--pull

常にイメージの新しいバージョンの取得を試みる

--quite , -q

標準出力(STDOUT)に何も表示しない

親コマンド

コマンド

説明

docker

Docker CLI のベースコマンド。

関連コマンド

コマンド

説明

docker compose build

サービスの構築もしくは再構築

docker compose convert

compose ファイルをプラットフォーム固有の形式に変換

docker compose cp

サービス・コンテナとローカル・ファイルシステム間でファイルやフォルダをコピー

docker compose create

サービス用のコンテナを作成

docker compose down

コンテナやネットワークの停止と削除

docker compose events

コンテナからリアルタイムにイベントを受信

docker compose exec

実行中のコンテナ内でコマンドを実行

docker compose images

作成したコンテナが使っているイメージを一覧表示

docker compose kill

サービスコンテナを強制停止

docker compose logs

コンテナからの出力を表示

docker compose ls

実行中の compose プロジェクトを一覧表示

docker compose pause

サービスの一時停止

docker compose port

ポートを確保している公開ポートを表示

docker compose ps

コンテナを一覧表示

docker compose pull

サービスのイメージを取得

docker compose push

サービスのイメージを送信

docker compose restart

コンテナの再起動

docker compose rm

停止済みのサービス・コンテナを削除

docker compose run

サービスを一度限りのコマンドとして実行

docker compose start

サービスの開始

docker compose stop

サービスの停止

docker compose top

実行中のプロセスを表示

docker compose unpause

サービスの一時停止を解除

docker compose up

コンテナの作成と開始