docker compose down

説明

コンテナやネットワークの停止と削除をします。

使い方

$ docker compose down

補足説明

コンテナを停止し、 up によって作成されたコンテナ、ネットワーク、ボリューム、イメージを削除します。

デフォルトで削除するのは、以下の項目のみです。

  • Compose ファイルで定義したサービス用のコンテナ

  • Compose ファイルの networks セクションで定義したネットワーク

  • 使用していたデフォルトのネットワーク

外部で定義したネットワークとボリュームは、決して削除しません。

匿名ボリューム(anonymous volume) はデフォルトでは削除しません。しかしながら、これらは特定の名前を持っていませんので、 up した後で自動的にマウントされません。更新時にデータを保つ必要がある場合は、 バインド・マウント(bind mount)名前付きボリューム(named volume) を用いた外部のパスを使います。

オプション

名前, 省略形

デフォルト

説明

--remove-orphans

Compose ファイルで定義されていないサービス用のコンテナを削除

--rmi

サービスが使っていないイメージを削除。 local が削除するのは、カスタムタグ( local | all )が無いイメージのみ

--timeout , -t

10

停止までのタイムアウトを秒で指定

--volumes , -v

Compose ファイルの volumes セクションないで宣言された名前付きボリュームと、コンテナに接続している匿名ボリュームを削除。

親コマンド

コマンド

説明

docker

Docker CLI のベースコマンド。

関連コマンド

コマンド

説明

docker compose build

サービスの構築もしくは再構築

docker compose convert

compose ファイルをプラットフォーム固有の形式に変換

docker compose cp

サービス・コンテナとローカル・ファイルシステム間でファイルやフォルダをコピー

docker compose create

サービス用のコンテナを作成

docker compose down

コンテナやネットワークの停止と削除

docker compose events

コンテナからリアルタイムにイベントを受信

docker compose exec

実行中のコンテナ内でコマンドを実行

docker compose images

作成したコンテナが使っているイメージを一覧表示

docker compose kill

サービスコンテナを強制停止

docker compose logs

コンテナからの出力を表示

docker compose ls

実行中の compose プロジェクトを一覧表示

docker compose pause

サービスの一時停止

docker compose port

ポートを確保している公開ポートを表示

docker compose ps

コンテナを一覧表示

docker compose pull

サービスのイメージを取得

docker compose push

サービスのイメージを送信

docker compose restart

コンテナの再起動

docker compose rm

停止済みのサービス・コンテナを削除

docker compose run

サービスを一度限りのコマンドとして実行

docker compose start

サービスの開始

docker compose stop

サービスの停止

docker compose top

実行中のプロセスを表示

docker compose unpause

サービスの一時停止を解除

docker compose up

コンテナの作成と開始